先週末、発売日直前に、出版お祝い&結婚記念日も兼ねて、
30年前にお式をあげたリーガロイヤルホテル(当時は京都グランドホテルと言いました。懐かぁ〜)に宿泊しました。
(=バブルだったので、ホテルウエディングが流行ってましてん。)
今は、こんなご時世なので、外食はやめてホテルで料亭弁当です。
新婚さんに戻ったように(っちゅうのはわからんけど……笑)
楽しく過ごしまして、夢を語らいました。
さてさて、
ホテルロビーに飾っていた大きなアートは、なんと、明晰夢で見たあの観世水の文様。
昨日お話した、あの宙一面の文様の風情と、どこまでも似ていたのです。
よく見ると、この絵には、つがいの玄武(亀の神格化)が描かれています。
一方、観世井には、龍が飛び込んだという伝説がありましたね。
玄武と龍。いずれも京タロの重要なモチーフでもあります。
ロビーの椅子に腰をかけて、この絵を眺めながら、気持ちよく宙の壁を突っ切っていったあの夢を、心に呼び起こしていました。
さらに、私がこの絵にシンパシーを感じたのは、それだけではありませんでした。
あれ?この感じ、大好きな感じ。覚えあるぞ!と思ったら、
それもそのはず、雲母唐長 唐紙師 トトアキヒコさんの唐紙作品だったからです。
実は、昨年のこと、我が家の埋もれていた床の間を開く際、
唐長さんの唐紙に張り替えたのですよ。
我が家的には大枚はたきましたが、どうしても唐長さんのにしたかったの。
その時、唐長さんの非公開のアトリエでトトさんにお会いしました。
そこは、お屋敷全体が唐紙に彩られた、文化財に指定されてもおかしくないような素敵なアトリエ。
それはそれは、インスピレーションの泉✨のような、パワースポット化した空間でした。
うちの床の間については、改めてまたブログに書きますが、
トトさんの素晴らしい唐紙のおかげで、我が家のサンクチュアリになっています。
† †
次に、お部屋に飾っていたパネルの絵。
指南書表紙のイラストに酷似しているように見えませんか!
さらにさらに、
長ーいクッションの色が、まさに、ネーム帯のよう??
私たちは今でこそ、
けっこう仲良しではありますが、
かつては尋常ではないこともあって、^^;
なんとか乗り越えてきた夫婦なので(@1度離婚したので厳密に30年ではないけどね)
一つ一つが、奇跡を愛でるようにありがたく感じるのです。
まあ、だから、一瞬一瞬が決して戻っては来ない日々だと心からわかって、大事に思って暮らしていることもあり、
ささやかでも、愛でたくなるような、小さな奇跡が日常的にいっぱいあることを、発見できているのかもなぁと思うのです😊