今週は前祭り(さきまつり)だけれど、今年は(も)、宵山巡りは来週の後祭りだけにしようと、夫からの提案。めっちゃ暑いので、速攻で快諾した。<コラコラ…
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京都タロット遊戯版(つまり廉価版)も仕上がってきて、小冊子を入稿する間際の本日、なぜか突如、得体の知れない「迷い」が出てきた。
いや、厳密に言えば、「突如」ではない。
実は、前々から、うすうす迷っていたこと。
実は(あろうことか)、プロットそのものに関わることで、今更迷うなんて、どうかしていた。
私は、当初から、西洋タロットのWandsに当たるものを『稲穂』とし、Pentacleに対応するスートを『鏡』と決めている。
これは、タロットなど何の興味もなかった頃(二十五年くらい前)の夢見を元に決めたもの。
私が、迷っていたことは、「ひょっとしたら、稲穂は古代西洋コインとしてのpentacleに相当するのではないか?」ということ。
そんな前々からぼんやりと感じていた確信の無さが、入稿直前になって、看過できないくらいに膨らんでいったのだった。
もちろん、たろうさんにも聞いた。(=京都タロットで占った)。
3枚法で、『稲穂の八、セオリツさん、コノハナさん』がお出ましになった。大アルカナは2枚で、この場合「このまま」であることが前提で、隠された神秘を見つけ出すチャンスであり(セオリツさん+コノハナさん)、迅速に前に進める時(稲穂の八)と、読むことができた。
しかし、迷いでいっぱいになってしまった私は、それでもなお、
(今なら、まだ、間に合う)
と、変更する方に、気持ちが傾いていたのだ。
改めて(変更するつもりで)、稲穂と鏡の数カードを敷物の上に並べ、一枚一枚、丁寧にチューニング。こんなことは、朋百香さんから作品が上がってきた当時の、最初の最初にやったことなのだが。
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結論から言えば………
やっぱり、今までの解釈で、まったく間違いなかった。
稲穂スートが、いわゆるWandsであり、鏡のスートがpentacleに当たるのだ。
なのに、どうして私は、ギリギリの今になって、迷う必要のないことで、こんなに迷ったのだろう?
と、思わず考え込んでしもた…。
そこで、気づいたことがある。
(長くなるので、次回へ)