ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

発熱へんげ

基礎講座三日前にして、私は風邪をひいて、高熱にうなされていた。

夏のインフル?と疑ってしまうくらいの倦怠感と頭痛。

人前で話せる状況ではないようなガラガラ声。

一瞬、延期ということも脳裏をかすめたけれど、ここ一連のことを振り返ると、たぶん、このあと劇的に治って、それでいいような気がして、このままにした。

果たして…

私は、治癒した。(鼻水でるけど……(^_^;))

昨夜の倦怠感は著しく、「しんどい」としか言葉が出なかった。

夜中、うなされて目がさめた。

目覚める刹那に、「地獄の沙汰ぞ」という声を聞いて、

黒い裃(かみしも)を着たお侍さんを上から見ていた。

その瞬間、この倦怠感の「主な理由」をはっきりと認識できた。

倦怠感は、この現実的には「風邪」という名前を付けられることが多いと思う。そして、それはもちろん、正解。

なので、風邪を治癒する療法というものも、もちのろん、必要。

私のいう「主な理由」というのは、実にわけがわからん。わけはわからんが、そうなっているようなので、シェアしたいと思う。

その瞬間に、私が「見た(感じた)」ストーリー。

夢の中の「私」は、職人(か使用人)で、たぶん男で、どこかのお屋敷を作る仕事に携わっていた。私は、何かを(=何かはわからないけれど)柱に施した。もちろん善意でだった。 しかし、そこの殿様(か使用人のリーダー)から誤解をされてしまって、怒らせてしまった。その時のセリフが「地獄の沙汰ぞ」。

大汗をかいて目覚めて、倦怠感と熱で節々に痛みを感じつつも、私は、もう楽しくて「おもろいわ〜、ほんまおもろいわ〜」とつぶやいていた。

これは、ただの私の夢のストーリーである。過去生の物語という人もいるかもしれない。

そんなことは、どっちでもいい。なんでもいい。そういうことを解明したいのではないから。

とにかく、私の中に、そういう物語が潜んでいて、私は「発熱」という事象を通じて、物語をリアルに思い浮かばせた。そして、その誤解をされた「彼」の不可思議な心情を知った。

それは、ひとことでいうなら「哀しき諦観」なのだけれど、なぜか彼のこころの中に、可笑しな「愉快さ」が含まれていたのを感じ取っていた。

「これは、まだだれも理解できないものな」

彼は、その時は、彼の信念?に従って、それを施したが、その世においては、真逆の「地獄の沙汰」と捉えられてしまったからだ。誤解されたことを、彼は、悲しくも、悔しくも、一方で、面白くも、感じていることを、私はただ見ていた。

彼が柱に施したものは、どんなものだったか夢ではわからなかったが、職人である彼の感情は、今の私に通じるものがあって、その物語が、私の中にできあがった、あるいは流れ込んできたのだろうか。

私が、熱に浮かされながらも「おもろい〜おもろいわ〜」と言っていたのは、現実の発熱とメルヘンの繋がりを発見した喜びと同時に、彼の心情を理解した「私」に対する、夢の中の彼の喜びとの、合い混じるものだ。

私は、階下に降り、汗まみれのパジャマを着替え、お茶を飲んだ。

まだ節々は痛かったが、この夢の意味を問おうと、たろうさんに聞いた。

鏡の六   鏡の彦   鏡の弐(R)

すべて「鏡」。上記の話は夢見の次元のことだが、それを「現実的」に応用して、現実次元に変容させることを告げていた。

サポートをして、サポートをされる。

今の、私が、忙しくあるのは、当たり前のことなのだ。

あり方が、ガラリと変わる。

そのきっかけとなる、京タロ基礎講座にしたいと思った。

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