Tさんがご主人さんといっしょに小さな港のような波止場に来ているのを、背後から眺めている。すべてがうまくいったことを海の中の何かに感謝を捧げにこられているようで、手には京都タロットの書いたばかりのものを持っている。(現実のTさんより少し年配者の風情。薄紫のローブ) ご夫妻で、海に向かって「ありがとうございました」とおっしゃると、海がざわっと反応している。Tさんが海の中に躊躇なく足を踏み入れた。半ば海の上を歩いておられるような感じ。うしろからご主人が見守っておられる。Tさんは、手の中のタロットを掲げ「これです、ありがとう」とおっしゃると周辺の海がざわめき出し、中から色鮮やかな錦鯉がたくさん現われTさんを囲んでいる。鯉はみなが同じ動きをしていて美しい。戻ってきて、このことをご報告された時に「知っています、わたしも見ていました」と言っていっしょに感激している。
【Feeling&Reading】
目覚めてとても励まされて嬉しかった。
Tさんはこの夢の時、ご主人と香港に行っておられたので、おそらく良い旅になっているだろうなあと思えた。小さな港は、香港をも象徴しているかも。海は、広くは感情のシンボル。
今回は、Tさんのここ一連の取り組みによって報われたものの成果を見せてもらえたのかもしれない。美しい鯉は、やがて龍神にへんげする。海より現われた彼らは(感情を)癒されて美しい鯉に変わっていた。これらの鯉はこれからTさんの絵をサポートすることにもなるのだろう(それによって彼らも龍へとへんげすることになるのだろう)。Tさんの絵は癒しへと導いてくれた。
京都タロットは、古代神話を通じて龍に導かれた歴史が潜んでいることを裏テーマとして暗示できればと思っているのだが、「錦鯉」は順調にこのテーマがすすめられ、互いに癒しが進んできたことを現している。
青龍のスートの作成は、Tさんもわたしもなかなか厳しい時期を象徴していた。青龍のスートは今振り返れば(わたしにとってはこの一年は)、まぎれもなく変容のための通過儀礼だったと思われる。なのでこの夢は、青龍のスートが、あらゆる意味でようやく終了できたことの卒業祝いというかご褒美的な夢だったのだろう。(Tさんが着ていた薄紫のローブがこのスートと完了を現しているだろう)ちなみにこの錦鯉の図はとてもパワフルなので、いずれのカードにかなると思う。(京都タロットかどうかはまだわからないけど)