ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

玉木クンと父が和解するヒーリング夢

父母、弟と実家にいる。他の部屋には、夫と弟のお嫁さんもいるようだ。父母が「東京で好きなのは四条」とか言っているので、けっこうボケているなあと思い、何度か指摘するうちに気づいたように笑っている。みんなが見たいテレビ番組があって、両親がそれを見ているが、一部が見られないらしく、弟から一緒に見に行こうと誘われる。山頂に行かないと見られないというので、「いややわ、じゃまくさい。Yちゃん(お嫁さん)誘えばええやん。そのためのお嫁さんやろ?」と言うと、Yちゃんを誘っているようだった。父母の隣に祖母もいるが、そのテレビがついていなくて、何となく祖母に母がイケズをしているみたいで気になった。わたしが自分ちの近くに生家があることを発見し、その玄関先だけでも父と母を連れて行きたいと向かっている。まわりにはスマップなどのたくさんの芸能人が関わっている。多くは若い人。眼下に広がる街を眺めると、すぐ下にどこかの宗教っぽい施設の人々と警官隊が衝突していて、宗教っぽい方からいっせいに動物たちが飛び出てくる。いとこの5歳くらいの男の子(@夢の中だけの存在)がそれを見て怖がって泣いている。動物に慣れていないので怖いんやねぇと言い合う。生家には何人も人がいて、ほとんどがどこかで見たような芸能人。そこに行くとみんな小さな頃の何かを憶い出して癒されるという場所になっている。生家を出ようとすると、それを阻止するような流れになる。その都度「お父さんのこと(が解決していないと出られない)」だと言っている。若い女優さん(@名前知らないが実在)が、「お父さんのことを憶い出すまでは」と言う。わたしもお父さんの何かを解消せずにここを出ると間に合わないと思っている。すると、玉木クン(@俳優の)が、頭を抑えて何かを考えている。「何か思い出しそうなの?」と聞くと「何も出てこないから、何もないと思う」と答えるが、キーンという玉木クンの脳内でフラッシュバックが起こっている音が聞こえる。みんな何かが彼の中で起きているのだとわかって固唾を飲んで見守る。玉木クンは、周囲には何もないように伝えるが、そうではないのがわかるので、ここで彼が諦めずに憶い出してくれることを祈る。彼は、父親(@なぜかわたしの父親)との小さな頃の思い出を憶い出していた。それは、父親にぶたれたことが深く心の傷になっているようで、それを憶い出し、父親に甘えている。父も優しい言葉を掛ける。ああ、これで良かった…とほっとしながら目覚めた。

【My Feeling & Reading】 目覚め時は、実際に、ギリギリ間に合った安堵感があって、ホッとした気持ちになっていた。ここのところテーマになっていた父と母のヒーリングについての夢。だんだん老いてきている両親と、それを看て行くべき弟とわたし。弟からの頂上へ行こうと言う誘いを断ることは、実家との間にある一番大事なところは、弟夫婦に委ねることを現している。わたしのできること(担当すること)というのは、父母の中でネックになっている祖母との関係性についての癒し。宗教っぽい施設の人々は祖母を現し、警官隊は父母を現す。今までは、それを高みから見ているだけだったが、彼らのヒーリングに関わることは、自らもその場に降りて行くことが必要ということ。その時、わたしの中の子供(インナーチャイルド=いとこ風の男の子)は、相手の中にある動物的なむき出しの気質に怯えているが、慣れていないだけとその側面をいたわることができるようになっている。また、自分ちの近くに癒しの要になる生家があるという設定は、両親の癒しに近く関わることが可能であることがわかる。また生家が癒しの場であるということは、わたし自身の中にその鍵があるのだろう。

夢の中の多くの芸能人たちは、この状況を切り抜けるために支えてくれているご先祖様や守護神さまなどの高次元の存在の方々を象徴している。なぜ玉木クン?というのが全くわけわからないが(笑)、この夢の中で玉木クンは、どちらかというとおっとりとしたヌケ作っぽく、現実とはまるで違うキャラクターとして登場していた。彼は俳優なので、そういう役を「演じる人」として出てきたのだろうか。夢の中の玉木クンは、父でもあり祖父でもあり、また弟やわたしでもある。大人も含めて、無知であったこと、それゆえ多くの過ちを知らずと犯してきたことをただ詫び、あるいは詫びてもらうだけで、わたし達の中でヒーリングが起こる。「癒す」ということ(特に幼少期の傷(インナーチャイルド)について)は、こういうことなんだと理屈を越えてわかった気がしている。ちょっと抜けているくらい大らかで素直でいることができたなら、もっともヒーリングを体験することができるだろう。そして、それは自身だけでなく、周囲にも癒しをもたらすことができるだろう。

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