この6月の誕生日で、ムスメは15になった。15と言えば、むかしは成人やったんやね。成人とはほど遠いわが家のお嬢さんだけど、時折腹が立つことはあるとは言え、ええ娘に育ってくれたと思うのよ。 先日、ある娯楽番組で「クソババアと言われたら、子育ては大成功!」と専門家が言っているのをムスメと見た。わたしが「ほんなら、うちは大成功や!」とムスメに向かってニンマリ笑うと、ムスメは「ババアは言うたけど、‘クソ’ババアまで言うてないで。残念やったなあ」とのたまう。ああ、ほんま、惜しかったわ。(笑) 今だから笑っているけど、彼女の反抗の絶頂期の頃は、わたし自身のヘビー級つわりも重なって、相当にしんどかったのを思い出す。 でも、まあ、笑える日はくる。 そして、「ああやって、親を乗り越えていくんやね」としみじみしたりなどもする。喉元過ぎれば…で、なんとノーテンキなことか。 わたしはきちんとウザい親を演じ、彼女もシナリオ通りに反抗をしてくれた。冗談抜きで本当に良かったと今は思える。あれは子供だけではなく、親にとっても通過儀礼だったのだと。一皮剥けたのは、むしろ母親(ワタクシ)だったのではないか。(^^;)