ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

巨大なてんとう虫の夢

てんとう虫の置きもの(←柿の中のてんとう虫。飴くらいの小ささ)

雑巾がけをしていて、木製の小さな柿の小物を、ふと手に取る。

真ん中でフタが開くようになっている。開ける。

中から、木彫りのかわいいテントウ虫。しかけで、足がフラフラと動く。

足が二本引っ掛かっていたので、つまようじをひっかけて直していたら、唐突に昨夜の夢を思い出した。

 

テントウ虫の夢。

大きくて立派なテントウ虫(赤地に黒の七星てんとう)が部屋にいる。

 現実にはありえない直径10センチくらいの巨大なテントウ虫だった。

この夢のことは全く忘れていたのだが、たまたま雑巾がけのついでに見たテントウ虫の置き物をきっかけに思い出した。

いや、思い出すように働きかけられているような気がした。

 

  

そんなわけでテントウ虫のシンボリズムを考えてみることにする。

益虫で、かわいくて、てんとう虫のサンバ。(年がバレる……( ̄▽ ̄))

七星てんとうは、北斗七星のイメージ。

さらに漢字で書けば「天道虫」。

天道は、おてんとさまの天道。日の神、つまり太陽神そのもの。

辞書では「日神と大日如来の両部習合思想から、太陽を神格化したもの」とある。

さらに「テントウムシ」という語感からは、かつて私の夢見に盛んに登場していた酒天童子をほうふつとさせるものを感じる。

 先日の新月に、たまたま行った八瀬は鬼の末裔、八瀬童子のふるさとだったけれど、この関連もあるだろう気はする。

鬼と言う意味では同じでも、歴史的には、八瀬童子は報われた方の鬼(朝廷側でさまざまな特権があった)で、酒天童子の方は報われなかった方の鬼(朝廷から敵視されていた方の)。

現実的には「堕ちた鬼と耐えた鬼」だったとも言えるけれど、本質的には逆かもしれないなあ‥‥なんて思う。

 

今日から明日くらいで上弦。

月、ますます満ちてゆく。

この時期、食欲が止まらへん。

 

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