ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

不自由は自由

夫が調子を崩して血尿を出した。慌てて病院へ。 造影剤飲んでのCTスキャンをしてもらって、ガンではないことはわかった。彼が幼い頃かかったという腎臓病が、ストレスや飲み過ぎが重なると、今になって出てくることもあるそうで、たぶんそうじゃないかと。 念のための再検査が来週ある。結果によっては、冗談抜きでお酒呑めなくなるかもね。再検査まではお酒を我慢している私たち。 旦那さんが呑めなくなったら、ちょっとつまんないけれど、特に構わない。…っていうか、わたしもガッツリお付き合いするつもり。呑めなくなったら、それはそれで今までとはちょと違う人生が広がってくる気がするし。 …そんなことをふと考えていたら、あたしって自由やな~と思った。(笑) 呑めなくなったらなったでそれでええし、呑めたら呑めたでラッキー。 だいたいいつだってそう。なるようになっていくし、それに逆らうつもりはない。無理もしない。しがみつかない。もちろん、意識的でいられるかぎりは自分でなんでもチョイスするけれどね。 わたしはもともと専業主婦していたいタチですが(笑)、そうも言っていられない状況なので、自分でできること(仕事)を持っている。もっとヤバいことになったら、まあなんでもやればええやん。 状況に任せることは、それを改善させる金の卵がそもそも隠れているもの。真っ当な方法で。 旦那さんが大きな病気になったら、きっと悲しい。でも、今からその可能性を考えてクヨクヨはしない。 そうなりゃなったで、父を看ていた母のように、きちんと受け入れていこうと思う。 たまには泣くかもしれないけれど、できるだけ嘆かずに、目の前にいる人を精一杯愛していくだけだと思う。 できるだけ彼と笑っている時間を大事にするだろうな~…とか考えていたら、彼が病気になるのも楽しいなあとかヘンにワクワクしてきた。< わ、わしゃヘンタイか…; まあ、自由であれば、どっちだって良いわけなんだから。 不自由なときこそ、本当に自由だと実感できるのは、なんと不思議なことであろうか。

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