ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

至福読書

◯10歳の娘にすすめられて『レインボーマジック』シリーズを読まされている読んでいる。いかにも女の子が好みそうな冒険ファンタジー。この本、実は現在、世界中の少女達を席巻しているらしい。どこの本屋でも、子どものコーナーでは平積み状態。娘も自分のおこずかいで、いつのまにか十数巻集めていた。 大人なら1冊10分くらいで読み終えてしまうくらいの掌編が、今や30巻くらいあるらしい。  こども本とは言え、ワタクシ的にもなかなか素敵な言葉も見つかる。今日読んだ『あい色の妖精イジー』からは、こんなの。  「妖精の女王様の言葉、おぼえてる?」……略……  「うん、魔法のほうからやってくる、でしょ」 ◯就寝前の読書。  娘の方は、ママのすすめで『アラビアンナイト』を読んでいる。今夜は『アラジンと魔法のランプ』の章に入ったらしい。  魔法のランプから出した食器を売っている少年アラジンに「アホやな、最初から金貨を出したらええのに」とか、「母親も近くにいて気づかんかぃ!」とか、「アラジン、要領わるすぎっ!」などとブツブツとツッコんでいる声が聞こえてくる。  姫のヴェール下を覗き見して一目惚れしてしまったアラジンには「代わりにもっとええ美女をランプから出してもろたらええのに」などとつぶやいている。…ぶぁかものよ、恋は「代わり」がないから恋なのであーる。エラそーなことを言っても、まだまだヒヨッコじゃ。(笑)

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