家のリフォームのさなか、轟音と振動が響き渡っている。
業者さんたちが、ひっきりなしに出入りしている。
開けっ放しの玄関ドアから、猫が出ていかないように、
子供部屋に、猫トイレと猫ごはんを入れて閉じ込める。
猫が不安にならないように、私も、子供部屋からほとんど出ない。
轟音の中では、確かに、気は散る。
でも、それなりに気楽に過ごしたっていい。
何も起こっていないのに、何もしなくてもいい日に、
焦るという不思議。
何もしないことに慣れていないのだと、改めて気づく。
今、今、今、私のやりたいことは……?
なぜか、轟音と一つになろうと思った。
ずっと轟音に抵抗していたことに気づいたから。
どのみち、避けることは無理なんだから、それなら、轟音と一つになったらおもろいかも…なんて、思った。
幼い頃の感覚が蘇った。
そうやん。
そうやって、ずっと、わたしは(私たちは)やってきたなぁ。
業者のおにいさん、けっこうイケメンやったな…と気づく。
(いや、気づいてたけど…ね。笑)
椎名桔平と密かに呼ぶ。😎