先ほどシャレで、いとゆかし なんて書いたので、ふと思い出したことがある。高校時代、本名がズバリ「〇〇ゆかし」という名の古典の先生がおられたこと。名前のイメージのままの美人でゆかしい先生だったなあ。
それが確か高1の時で、3年の古典の教師は「ガッツ」というニックネームの付いたガッツ石松似の先生だった。人情味があって大好きだった。担任じゃないのに、進路を相談しにいったこともあって、「おまえさんは国語だけなら高望みできるけどなあ、他の教科がどれもアカンからなあ……まあ(第一志望は)期待せんとけ」と愛を持ってはっきりと言われたこともあったね。もう30年も昔の話。
そんな先生方のおかげで、当時から古典は好きだったけれど、それを極めるところまでの興味はなかった。今なら「古典の先生」という進路も大アリだ。……ああ、娘にこの気持ちを伝えたい。(笑)
今、チラリと興味があるくらいのものでも、あとから、心を捉えることもあるよってことを。