娘が、ちかごろ「サイアク」としょっちゅう口走るようになり、まるで口癖のようになってしまっている。 わたしも最初は我慢していたが、ちょっとしたことであまりにひんぱんに「サイアク、サイアク」とつぶやくので、聞いているうちにだんだん頭にくるようになり、しまいに堪忍袋の緒が切れた。 「そのサイアクっちゅうのやめんかぃ！このヴォケッ！！」（←親もあんまりレベル変わらず…(^^;)）と怒鳴る。 ほんまアカンで、娘。 コトバはコトダマいうやろ？ それでは、ほんまに人生がサイアクになるでよ、娘。 母親から、ほとんど理不尽に頭ごなしに怒鳴りつけられた娘は、それこそ「サイアク…」とつぶやきたい気持ちをぐっと抑え、サイアクの代わりに「スーパーサイア人」と言い直した。 ： ： いやあ～～娘よ、これには、まいった。 素晴らしい！！(笑) 「サイアク」的現象が、「スーパーサイア人」とコトバにしたとたんに、爆笑領域へ吸い込まれるように変容する。 ちょっとくらいサイアクなことなどどうでも良くなるではないか。 以来、われら母娘は、サイアクなことがあると、すかさず「スーパーサイア人！」と叫ぶことにしている。 だんだんと飽きてはきますが(笑)、それはそれで脱力的な笑いにへんげしますので、「サイアク」とつぶやくより何倍もよろしい。 あなたもどうぞマネてみてください。 コトダマパワーを体感できます。 …いや、ほんまですよ。
