ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

形骸化ってなんだすねん?

やっぱり「書く」という行為は気づきをもたらすようで、こっくろーちくんが出てきたのはずいぶん前なのだが、そのことを書いたことで、形骸化について考えるようになった。 先日書いたように、彼によると『生活を形骸化するとブラックホールに吸い込まれる』そうだが(笑)、これはたとえば、物事に「名前」をつけた時に「終わってしまう」ものに似ている気がしないか? 例えば、「料理」という言葉。 料理とは、食材を加工して、食べる形に変換する作業(笑)を指すが、「料理」という言葉は多分に「手順」というイメージがある。 この手順のイメージが曲者で、カレーライスを作るときには材料を切って、肉と野菜を炒めて、煮て、ルー入れてまた煮て‥‥という「お決まりの」手順。 このお決まりの手順は、確かに失敗なく便利なものだけれど、それ以上のビックリもなく、歓びも起こりにくく、物事の膠着を引き起こす。 毎日のことだから、お料理にじゃまくささを感じる主婦は多いと思うけれど、お料理と言ったとたんに一種の形骸化が起こり、真実の「料理」という意味が死ぬ=ブラックホール行き~♪ 物事が形骸化したところには、創造の歓びは微塵もなく、つまり生命がなくなる。 そんなわけで、生活そのものが形骸化するに至ると、つまり形ばかりのものになるってことでそこには生命がない。 死と同じで、存在がブラックホールに吸い込まれたも同じってことなんやね。きっと。 だから、物事に名前をつけて、イメージを付与するときには、よくよく気をつけなければならない。 名前を知ったとたん、わかった気になってしまう。 答えを聞いてわかった気になることと、真実に理解することとは違う。 わかった気になったとき、こっくろーちくんは、そこに貼り付いて、ブラックホールに入れる人なんである。たぶん。(^_^) われわれは「知ることはない」。この先も、ずっと。断じて、ないのだ。 これを徹底して知ってゆくところに、生命は、あるのかも‥‥である。 おー、いかんいかん。 このページは感心させてはいけないのであった‥‥主旨から大幅に外れた。 (え?だれも感心してない?!) ちなみに、こっくろーちくんなどを、わたしは蠕動人種と呼んでいるが、ホゲモゲ星人に多い。 わたしが思うに、人類の究極の進化系ではあるまいか?(爆) まるでインテルが入っているごとくである。 こっくろーちくんは、トローチのようであり、ドーナツのようであり、イカリングのようである。 その腹には、巨大な虚無‥ブラックホール‥を抱えているのであった。

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