眠いのに寝られない。
それが、いつもの、わたし。
幼い頃から寝つきが悪く、ちょっと変わったことがあると、朝まで眠れないというのはあたりまえ。
小さい頃から、早く寝なさいと母親にいつも怒られ、
ようやく寝た頃に朝がきて起こされるものだから、
こんどはなかなか起きられなくて、叩き起こされ怒られる。
この不快さが体に染み付いていた。
昼夜逆転は、わたしのデフォルト。超ショートスリーパー。
休みのときだけ、夜を取り返すように超ロングスリーパー。
子供が小さいうちは、こんなお母さんではいけないと、
朝の4時や5時にようやく眠りについても、なんとかかんとか7時半に起きて、
子供に朝食を作って、送り出してきた。
この習慣、こんな自分を変えたくて、がんばってきたけれど、どうしてもできなくて、
家族には「お母さんは、そういうサイクルの人なのでご理解ください」と言って、
休日はとことん寝るのを許してもらってきた。
だから、昼夜逆転を、自分でも許していたつもりでいた。
ああ、もっと寝たい。平日でも、心ゆくまで眠りたい。
わたしは、そういう生活を切に願っていた。
💫
今回のイマココプログラム。
私はなんと、夫の勧めで、今、ひとりで近所のホテルで受講している。
ひとりなら、だれにも迷惑をかけない、心ゆくまで自分のペースでできる……うれしかった。
……しかし、
ただでさえ寝つきが悪い上に、非日常に、修学旅行並みに興奮したわたしは🤣
当然のごとく眠れない。
まあまあ眠いのに。
やっと眠りに落ちたのは朝の7時。
パッと目覚めたら10時。
ハッピーちゃんの朝のプログラムが終わってる。
ああ、ショック……大事な初日なのに と思った。
しばらくしたら、インスタに上がっていたので、問題なかったのだけど、
ライブで聞けなかったのは、ちょっと残念に思えた。
💫
「今この瞬間、世界が終わったら…」という指令。
街を歩きながら、5秒後に消えると思ったら、
とりあえず「みんな大好きー!」と叫びたいなぁと思った。
周囲のものが愛おしく感じる。
初日から、すごい……と。
💫
睡眠不足も極まっているので、今晩はパタっと寝て、
明朝の配信はリアルタイムで聴くどーー!
そう思って夜の12時に横になった。……けれど、やはり眠れない。
深夜は冴える。どんどん冴えてくる。
いつものこと。
睡眠音楽というのをYOUTUBEで探して、
聴きながら横になっているけれど、
ぜんぜん眠れない。
「あーもうっ!」
わたしは自分の体質に嫌気が差してきた。
「なんで、眠れへんのよ!」
思わず叫んだ。
ハッとした。
自分にジャッジしていたのは、わたしだった。
自分に厳しかったのは、わたしだった。
起きていることを許していないのは、わたしだった。
イライラしながら、お題「今この瞬間、世界が終わったら?」を、
眠れぬ深夜に、改めて問いかけてみた。
……眠れんでも、悩まんよね。絶対。笑
これでええよね。
好きなように、堂々と過ごしてもいい環境の中でさえ、
わたしは、あたりまえとされる生活サイクルに「合わせよう」ともがいていた。
そして、自分の体に命令をしていた。
「早く寝ろ!」と。
あの頃の母と同じ。厳しい口調で。
「寝られへんのやもん」
私の中の幼い女の子がいう。
母に言えなかったことを、訴えている。
ええで、ええで、起きてよな。
気が済むまで起きてよな。
せっかく許される環境にいるのにな。
明日のプログラムもライブはあかんでも、ええやん。
後から聴けるもんな。急かしてごめんな。
これから1週間、この女の子を甘やかして本当にいいのか、
ちょっとだけ迷いながら(笑)、でも、ほんとうはそうしてほしかったことを、
やってあげたいと思う。
できそこないになるのがいやでがんばってきたわたし。
ほんとうは、クズ。
この子に任せたら、どうなるんやろ?
クズの人生を怖がるわたし。
えらいことになるんちゃうか?
クズのまま愛されたい。
いや、こんなんでも愛されているつもりだけれど、
まだまだがんばっていたわたし。
合わない生活サイクルを、尻を叩いて叩いて、ヒト並みになれるようにと。
人が、努力と思わずにあたりまえにできることが、わたしには全くできない。
ただの早寝早起きに、ものすごい労力と努力がいる。
それが辛いから、フリーランスになって、自分を守ってきたつもりだったけど、
まだまだ、クズになれるのか?笑
しかし、ほんとうに怖い。
このできそこないの、かわいい女の子に、全面的に合わせてもいいのかと。
でも、もう……
世間ではなく、常識ではなく、
この、可愛い女の子の方に、合わせてあげたいと思う。
願いを叶えてあげたいと思う。
そう思ったら、泣けてきた。
横になって、あたまをぽんぽんしてあげた。
自分の「手」が、心に沁みて号泣。
昔の、自分だけのある思い出とリンクして、
あの「手」は、今日の日の、「私」の手だったのかもしれない、と思ったら
大泣きして、そのまま眠ってしまった。
これまでは、体を自分で撫でてさすってあげても、
どこか「おままごと」みたいだったけど。