ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

可愛い女の子

眠いのに寝られない。

それが、いつもの、わたし。

幼い頃から寝つきが悪く、ちょっと変わったことがあると、朝まで眠れないというのはあたりまえ。

 

小さい頃から、早く寝なさいと母親にいつも怒られ、

ようやく寝た頃に朝がきて起こされるものだから、

こんどはなかなか起きられなくて、叩き起こされ怒られる。

この不快さが体に染み付いていた。

 

昼夜逆転は、わたしのデフォルト。超ショートスリーパー。

休みのときだけ、夜を取り返すように超ロングスリーパー。

 

子供が小さいうちは、こんなお母さんではいけないと、

朝の4時や5時にようやく眠りについても、なんとかかんとか7時半に起きて、

子供に朝食を作って、送り出してきた。

 

この習慣、こんな自分を変えたくて、がんばってきたけれど、どうしてもできなくて、

家族には「お母さんは、そういうサイクルの人なのでご理解ください」と言って、

休日はとことん寝るのを許してもらってきた。

だから、昼夜逆転を、自分でも許していたつもりでいた。

 

ああ、もっと寝たい。平日でも、心ゆくまで眠りたい。

わたしは、そういう生活を切に願っていた。

 

  💫

 

今回のイマココプログラム。

私はなんと、夫の勧めで、今、ひとりで近所のホテルで受講している。

 

ひとりなら、だれにも迷惑をかけない、心ゆくまで自分のペースでできる……うれしかった。

 

……しかし、

ただでさえ寝つきが悪い上に、非日常に、修学旅行並みに興奮したわたしは🤣

当然のごとく眠れない。

まあまあ眠いのに。

 

やっと眠りに落ちたのは朝の7時。

パッと目覚めたら10時。

ハッピーちゃんの朝のプログラムが終わってる。

 

ああ、ショック……大事な初日なのに と思った。

 

しばらくしたら、インスタに上がっていたので、問題なかったのだけど、

ライブで聞けなかったのは、ちょっと残念に思えた。

 

  💫

 

「今この瞬間、世界が終わったら…」という指令。

 

街を歩きながら、5秒後に消えると思ったら、

とりあえず「みんな大好きー!」と叫びたいなぁと思った。

周囲のものが愛おしく感じる。

初日から、すごい……と。

 

  💫

 

睡眠不足も極まっているので、今晩はパタっと寝て、

明朝の配信はリアルタイムで聴くどーー!

 

そう思って夜の12時に横になった。……けれど、やはり眠れない。

深夜は冴える。どんどん冴えてくる。

いつものこと。

 

睡眠音楽というのをYOUTUBEで探して、

聴きながら横になっているけれど、

ぜんぜん眠れない。

 

「あーもうっ!」

わたしは自分の体質に嫌気が差してきた。

「なんで、眠れへんのよ!」

思わず叫んだ。

 

ハッとした。

 

自分にジャッジしていたのは、わたしだった。

自分に厳しかったのは、わたしだった。

起きていることを許していないのは、わたしだった。

 

イライラしながら、お題「今この瞬間、世界が終わったら?」を、

眠れぬ深夜に、改めて問いかけてみた。

 

……眠れんでも、悩まんよね。絶対。笑

これでええよね。

 

好きなように、堂々と過ごしてもいい環境の中でさえ、

わたしは、あたりまえとされる生活サイクルに「合わせよう」ともがいていた。

そして、自分の体に命令をしていた。

「早く寝ろ!」と。

あの頃の母と同じ。厳しい口調で。

 

「寝られへんのやもん」

私の中の幼い女の子がいう。

母に言えなかったことを、訴えている。

 

ええで、ええで、起きてよな。

気が済むまで起きてよな。

せっかく許される環境にいるのにな。

明日のプログラムもライブはあかんでも、ええやん。

後から聴けるもんな。急かしてごめんな。

 

これから1週間、この女の子を甘やかして本当にいいのか、

ちょっとだけ迷いながら(笑)、でも、ほんとうはそうしてほしかったことを、

やってあげたいと思う。

 

できそこないになるのがいやでがんばってきたわたし。

ほんとうは、クズ。

この子に任せたら、どうなるんやろ?

クズの人生を怖がるわたし。

えらいことになるんちゃうか?

 

クズのまま愛されたい。

いや、こんなんでも愛されているつもりだけれど、

まだまだがんばっていたわたし。

合わない生活サイクルを、尻を叩いて叩いて、ヒト並みになれるようにと。

人が、努力と思わずにあたりまえにできることが、わたしには全くできない。

ただの早寝早起きに、ものすごい労力と努力がいる。

 

それが辛いから、フリーランスになって、自分を守ってきたつもりだったけど、

まだまだ、クズになれるのか?笑

 

しかし、ほんとうに怖い。

このできそこないの、かわいい女の子に、全面的に合わせてもいいのかと。

 

でも、もう……

世間ではなく、常識ではなく、

この、可愛い女の子の方に、合わせてあげたいと思う。

願いを叶えてあげたいと思う。

 

そう思ったら、泣けてきた。

 

横になって、あたまをぽんぽんしてあげた。

自分の「手」が、心に沁みて号泣。

昔の、自分だけのある思い出とリンクして、

あの「手」は、今日の日の、「私」の手だったのかもしれない、と思ったら

大泣きして、そのまま眠ってしまった。

 

これまでは、体を自分で撫でてさすってあげても、

どこか「おままごと」みたいだったけど。

 

 

©mi-ke All Rights Reserved.