うちの屋号は奇想庵というのだけれど、
うちの書斎のことを、わたしは 自分のペンネームから「三毛庵」と呼ぶ。
(ちなみに、ライター時代の屋号は「三毛庵ワークス」と名付けていた。)
三毛庵は、わたしのインテュイションそのもので、
夢で見た「わたしの」 歴史が綴られた図書室と共振している
と感じられる場所でもあって、
それは、奇想庵の胎内。
わたしにとっては、宙に直結するインスピレーションの小宇宙なのだ。
現在、この三毛庵を、もっと進化させてタロットルームを備えた、
ほんとうの「奇想庵」にするために、
リフォームをやってくださる工務店さんとやりとりしているところ。
三毛庵から奇想庵になるのは、どこか出世魚に似て、なんだか楽しい❣️
さてさて、工事が全部終わってから、「こんな素敵な部屋ができましたよー!」って
お知らせしようと考えていたのだが、
先に、お知らせしたいなぁ〜と思う事情??が出てきたので、
今、書いています。
実は、この三毛庵には、わたしが「御神体」と呼んでいる偶像なるものが鎮座している。
日本の多くのおうちに、仏壇や神棚があるようなもの。
ただ、三毛庵の御神体は、もっとカジュアル。
でも、ほんまに、ほんまに、美しいの。
キャンドル作家の真帆さんが作ってくださった、七色のキャンドル。
今年のGW明けの 彼女の個展で、わたしは、この作品に出逢ってしまった。
以前、この日記にも書いた記憶がある。
夢に見た、宇宙空間で、金粉のような星屑を掛けられて、
浮かんだまま地上に降りて湖に潜り込んだ 柔らかい砂の感触のこと。
わたしは、この作品に触れて、あの夢を思い出してしまった。
うちに潜む空間。
いつでも、あの夢で見た、宇宙のような、海のような、虹のような、
明るくて暗い、暗くて明るい、
むき出しなのに、柔らかい、
やわらかいのにクリア という、
優しい、あの不思議な感触の場所に戻れる標(しるべ)として、
この人を、三毛庵に迎えたいな…と、身震いして、私は真帆さんにお願いした。
真帆さんは、完成に至るまでの全てのタイミングを、
微細な「何か」をキャッチしながら、進めてくれた。
いや、進めてくれる時は、一気。
むしろ、待ってくれた、、と言った方が良いかもしれない。
頼んだにも関わらず、私は何か月も、心の中で、
今 じゃない。
待って、待って、真帆さん、待って、、、と
言い続けていた。(´-`)
指南書の原稿が先。
なぜか、私は、そう確信していて、真帆さんに心でストップをかけていた。
原稿が仕上がったのは、秋分の日だが、
特別、その日を狙っていたわけではない。
翌日、真帆さんから、まもなく、完成する と電話があった。
ちなみに真帆さんは「御神体」として発表されているわけではありません。はい。笑
作品名は、スペイン語で『楽園』という意味の「paraíso(パライソ)」。
我が家にパライソさんがやってきて、三毛庵に宿ると、
なんか、御神体みたい…
と感じるようになり、イデアとしての偶像と化し、ワタクシ、偶像崇拝。
うそうそ。笑
いや、崇拝っていうか、拠りどころ というか、
先ほど書いたように、「あの」つながった場所に戻る標(しるべ)となってくれている。
パライソさんをみると、もののみごとに、わたしは戻れる❣️
相性っていうのもあるのかもしれないけど、わたしの場合、百発百中なのよ。
もはや、イメージの中だけでも、パライソさんとすぐに一体化? できてしまう。
御神体があるって、ひとことで言えば、
自分を信頼していく、、というあり方に繋がる…いや、戻れるしるし。
さて、そんな真帆さんの個展が、また明日11/30からはじまる。(12/4まで)
今回の会場は、祇園の「ぎおん 石」さん。
ペドロさんという石のアーティストさんとの二人展。
新しい、彼女の作品群に うっとりしに、絶対見にいく!
楽しみでしょうがないのよん💕
ここまで書いて、なんやさっぱりわからんと思いつつも、
なんか惹かれるわ〜って人は、
ひょっとしたら、そこには、あなたの「標..しるし」が、待っているかもしれません。