ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

「私」は全部、知っている。

近頃、特によくある不思議な感覚なんやけど、何かに感動して、あるいは面白かったり、、でも、それをここで伝えようとして、たとえばパソコンの前に座ったとたん、書く気が一気に失せてる。

そういうときは、無理に書くことはやめる。

このごろは、そればっかりだから、何も記録しない日が続いている。(^_^;)

 

基礎講座もそう。同じこと言うのに飽きちゃってる。

今までと同じことを伝えようとすると、たちまちぐぅぅぅと重しがのったように苦痛になる。それでも、基礎講座だから「ちゃんと言わなきゃ」と気合を入れ直してしゃべろうとしても、口から胸にかけて重くなる。

 

こういうときは、いつもなら、私は何もしゃべらない(しゃべれない)けど、講座だから困ったなぁ〜『これ』を伝えなあかんのに…と悶えつつ、なにか意味がある感覚だと思えた。

 

なので、とりあえず「どっちをいおうかなぁ〜?」なんてお茶を濁しつつ、無理に定型の物語をいうのを止めて、喋りたいことを喋ってたら、本来、お伝えすべき「髄」のところに、ちゃんと繋がっていたのだ。

最初は、あまり関係のないエピソードやったんやけど。(笑)

 

それで、やっぱり確信した。

 

「私」は、全部、わかってる。

 

この「私」っていうのは、このちっちゃい脳みそだけではない。

 

ちっちゃい脳みそも含めて、「全身」「全霊」で、「全体」を把握してる。

だから、その受講生さんに受け取りやすい内容に変換して、「私」は伝えようとしているみたいなのだ。(たぶん)

 

私は、去年の今くらいに、本名でやっていたライター業は止めて、全精力を込めて京都タロットにとりかかろうと、方向転換した。

 

それまでは、ライターとしての自分と、ミケとして自分の、ふた通りの表現法があることが楽しかったけど、去年の4/11に「もう、違う」って感じたから、そのまま、いわば惰性で続けるのは、クライアントさんにも申し訳ないことだと思って、ごめんなさいをするようにした。

 

おかげで、(前にも書いたけれど)、決意がつかなかったタロットカードを、自分にできる範囲の小規模ではあるけれど、形にすることができて、講座も開いていただけて、ぼちぼちと始動した。

 

一年経った頃、久しぶりの業者さんから、ライターとしてのご依頼が入ってきた。

 

思い出していただけたこともうれしかったし、何よりも仕事内容にワクワクした。

 

今、京都タロットも正念場で(本も、上級コース教本も、翻訳用のテキストも全部進めているところ)、他のことをしている場合ではない…という現状がある。

だいたい、お断りする方針で、この1年やってきたし。

どう考えても、お断りするべき状況だ。

 

迷った。……ので、もちろんたろうさんに聞いた。笑

10枚の鳥居法で。

 

ぐるりとGOサイン。。最後に、オロチ。

(西洋タロットなら15番はデビル。危険要素よねえ〜…でも、京都タロットは、全然違う)

念押しで、なみさんにも聞いたわ。(笑)

 

……いや、最初から、わかっているではないか。

私の心は踊っていたから。笑

 

この時のオロチは、「あの手この手で、苦境を乗り切れ」

スサノオさんが、ヤマタノオロチをしとめたように、自分の持てる全てを駆使して乗り切るべし。なのだ。

 

やるべきことはてんこ盛りなんだけど、やることに決めた。

 

作業をしている最中に、たびたび口から漏れてしまう。「たっのし〜♪」(笑)

いや、やっぱり好きやん、ライターの仕事。って思った。(どないやねん?( ̄▽ ̄))

 

何かが降りてくるような感覚にときめくのだ。

 

京タロリーディングと、全然違う作業なのに、どこか同じ。

 

似て非なり…の逆。違へども似たり っちゅうか。

 

それで気がついた。

この1年は、京タロの「商品化(=物質化)」作業だったので、気合というかエネルギーを一点集中する必要があったけれど、これからは、こだわらずに行く方がいいってこと。

 

だって、ここからは、リーディングもライティングも、同じ質の作業ってことになるやん?

 

やっていることの本質は同じなのだ。

 

私は媒体に徹して、「降ろす」作業をするだけなのだ。

 

それをしている時、私は、なんともいえないような、大げさに聞こえるかもしれないけれど、無上の歓びを感じる。

 

実は、この歓び自体が、そもそもGOALなので、はっきり言ってしまえば、お金(対価)とかどうでもええくらい。

(いや、絶対いただきますけどね。( ̄▽ ̄)v)

 

ああ、こんなこと言うてたら、この世ではなくなってしまうし、浮世的にはNGで不遜な気がするから、これ以上は言うまい。

(いや、逆に浮世的にはOKかもね?…( ̄▽ ̄)?)

 

 

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