ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

イザナギ守る姫サロン

 Aさんサロンで、いつものヘアカラーとカット。ほぼ建て替えリフォームされたばかりの新装店。奥様Nさんの着付けのための素敵な着物部屋が新設されていて、「扉じゃない扉」をガラガラ〜とずらして開けるという、忍者屋敷のような仕様で私的にはツボ。😋

 

 そこは、勾玉の姫的な女の子が、ルンルンするような場になっているのであーる。(謎)

 

ところで、勾玉の姫を見ると、ふと思い出すことがあって、原画展のときのこと。

 勾玉の姫の前でたたずみ、「この女の子、私が行き来しているある町屋サロンにいる座敷わらしの子にそっくり」とおっしゃっていたとあるコンサルタントの紳士がおられた。

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 詳しくは書けないけれど、Nさんの話と共通するものがあって、とても興味深い。

 シンボリズム的な観点から考えると、この幼女は、人の中にある「少女性」を物語っているのだが、「少女性」と一言で言ってもいろいろな質が浮かんでくる。

 勾玉の姫の場合は、「無垢な歓び」とでも名づけたいと思う。要するに、乙女な側面であり、自分の中の少女の夢のような無邪気さ。

 それを、あたかも「姫」に接するように大事にしてあげることが、現実の、いわゆる幸運につながる。(=大アルカナ『拾四,タマ』のテーマ)。

 

 (湧き出てくる)歓びを表現することを許す。

 これが、勾玉の宮の最大テーマ。

 

 さてさて、Aさんサロンでええ感じにセットしていただいてご満悦の私は、ブローの仕方を色々とうかがった。Aさんは、その場で、ヘアセットのレシピをさらさら〜と手書きされた。ああ、ありがたい…。

 

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