◆某日
9:50
朝、5時まで眠れなくて、2時間ほど横になっただけなので、二度寝するか思案中。
10:00
夫がデパ地下で購入したバレンタイン返礼のお裾分け粒チョコとコーヒー。
洗濯機だけ回して、やっぱり二度寝しよう。
10:30
めちゃめちゃお腹が空いたので、昨日のサーモンでパスタを作ることにした。今の間に洗濯。結局、起きてしまうのか?(ところで、今朝のボンのあさごはんは、昨日のサーモンを使った焼き飯。)
12:55
まだ大きな睡魔は来ず、下にパジャマを着たまま作業中。
16:20
結局、頭が回らないまま日中を過ごした。
寝るに寝られず、起きるに起きられず という感じだ。
この虚ろな状態を、どうせなら楽しもう。
16:35
母と毎日やりとりするLINE。八〇手前の女性としては、相当前向きな人だと改めて思うこの頃。私と違い、きちんとしたタイプの人で、昔は怖かったなぁ〜という娘ならではのクセのある気持ちが、まだ内心残っている面があるけれど、もう、過去のことはどうでもよく、今の母と仲良くやっていきたいと思う。母がコロナの予防接種を受けるようになれば、二人でホテルお泊まり会をしたい。
◆某日
11:35
今朝は見守り隊の当番日だった。長めのダウンコートを着て、M小の蛍光色の多機能ベストをさらに上に羽織って、交通安全の旗を持ちT字路に立つ。
昨日は比較的よく寝た気がするが、まだ眠い。
12:50
耐え切れず、横になって十五分程度うつらうつらしたらスッキリした。
◆某日
10:05
お嬢から「四年前の今日、合格発表やったね」とLINEが入る。抱き合って喜んだのを思い出す。親がやることは何もないので、合格発表までの数週間は、信号無視をしないとかに気をつけていた。(笑)
その大学も卒業し、社会人になって一年。光陰マッハである。
◆某日
23:30
夫が数ヶ月ぶりに外ご飯。去年の今頃までは、週5で外食というか外呑みで、帰りは午前様だったことを思うと、信じられない変貌だ。私としても、平日はボンと二人でお気楽な夜ライフだったのが一変してしまい、始めは正直しんどくなっていた。
しかーし、おうち時間を機に料理に入れ込むようになった夫。むしろラッキーな変化に変わった。夕ご飯も、ほぼ作ってくれるようになって、ますます家事から遠のくワタクシ。この一年で、暮らしそのものが、意のまま心のままに変容していく大きなきっかけになったように思う。
彼の帰りが遅かろうが早かろうが、もはやどっちでも良い(笑)。私のやることは(やらないことは)何も変わらない。
24:15
料理屋さんから牡蠣ご飯を握ってもらって帰ってきた。深夜にいただくおにぎり、美味しい。背徳の満腹感。
翌07:10
夫に「牡蠣ご飯は美味しかったよ」と伝えると、「ボンも喜んでた?」と聞くので、「ううん、2個ともいただいた」と返答すると、ギョッとした顔をして「悪魔か!」と言われた。
アクマカ、いただきました。
◆某日
23:00
三十年前の知り合いの人が住んでいた家が、●億●千万円で売りに出ていた。その人は、今はもう雲の上の人だと夫から聞いた。内部が撮影されていたのを見て、めっちゃ心が踊ったわ。今まで、ここまで好みを突いたものに出会ってこなかったように思う。いくら高級感があっても、モデルルームは手垢が付いてなさすぎて、ええなぁ〜とは思っても、こんなに心を鷲掴みにされることはない。
写真をダウンロードして、飽かず眺める。
◆某日
11:00
珠代ちゃんのパンティテックスに続く、「沼地あり〜♪」が頭から離れない。もう数時間、脳内で惰性で鳴っている。切り替えるために、小学生の時に歌った『ゆかいにあるけば』の、バルデリ〜バルデラ〜♪を響かせる。
エンドレス脳内メロディーで困った時のバルデリバルデラ。パワフルに塗り替えてくれる。
◆某日
10:00
半年くらい前からお腹にデキモノができた。見た目だけのことで、他に不快症状があるわけではないので放置しているが、ちょうど豆大福のよう。できれば病院に行きたくないし、いつもの玉転がしをしているけれど、今ひとつ治癒が進まない。
皮膚科受診の前に、自力で何か試せるか考えたところ、だれかの美しいお腹を使ってイメージ法を試みるために、ルノワールの裸婦像を眺める。大水浴図。
3段腹も美しい。中世に生まれてたら、あたしゃモテモテやね。
◆某日
19:00
夫が久々の外食につき、私は久々のチンして即食べの手抜きピザ。白ワイン。
◆某日
19:00
今月のネイル。やさしい桜色にゴールドのライン。薬指のパールがアクセント。なんとなくウエディングぽい。
◆某日
19:00
(写真)日経新聞電子版より
本法寺で特別公開中の長谷川等伯の「仏涅槃図」。二年前の特別公開も見に行った。その時はレプリカだったが、今回は真筆。縦十メートルの大迫力。圧巻の大作だ。
いくら涅槃図とはいえ、この絵は、あまりに大げさに悲しみ過ぎているんじゃないかと感じたんだけど、それもそのはず、等伯さんがこれを描かれたのは、早世した愛息のためだったから。息子であり愛弟子の久蔵さんは、一番絵も巧く、後継として将来を嘱望されていた方だったらしい。
ご説明してくれた方は「早死にされなければ、狩野派に対抗できる長谷川派ができていたかもしれませんなぁ。まあ、わからないことではありますが」と。この盛大な嘆きの図も、仏様と久蔵さんを重ね合わせていたかもしれないと思えば、思わず胸が熱くなる。
◆某日
17:00
おこげの葛あんかけ
おはぎ(そばにこしあん)
ホワイトデー。中村軒。桂の本店が現在改装中で、北野白梅町に出張店舗が出ているとのことで、夫と二人で久々のデート。名物の白味噌のお雑煮がいただきたかったけど、昼過ぎには完売していた。
おこげの葛あんかけのあと、おはぎをいただく。そばの香りの香ばしさも麗しく美味しいおはぎ。注文をしてから、目の前でお餅を丸めてくださる。京都らしいていねいなおもてなし感のある超満足のお饅頭。
あと、2週間ほど白梅町で出店される。それまでにもう一回行く。絶対いく!