ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

愛情に見えるものではなく

私は、家族の顔をみると、むくむくと愛しさが湧いてきて、
CHUをせずにはいられない気持ちになる。

とくに、可愛い王子の姿は格別である。


本当は、夫にせよ、いつまでも、そんな気持ちが、私の方にはあるが、
ずっと振られてばかりだと、いつのまにか、心に壁を作るようになるのかもしれない。

傷つきたくないからね。


新鮮な目のままでは苦しくなるから、
防御反応として、目を、あえて曇らせる ということはあるのかもしれない。


でも、こんなふうに、相手のせいにしていれば、
私は、これ以上に傷つかずには済むような気持ちになってしまうんだろう。


でも、それは 錯覚だ。


相手のせいにしている限り、何も変容しない。

私には、その方が、恐ろしい。


私のほんとうに欲しいものは、単に、相手からの愛情に見えるものではなく、
本質の世界の直接体験を、より深く、体験することにある。


ここを軸にして生きるようになると、
彼からの、つれなく見える態度でさえ、チャンスに変わる。

 
この瞬間の新鮮味を、変わらない彼の中に見る。

変わらないこと、不動の意味を、彼の中に見る。


あなたよ、なにも、変わらなくていい。変えなくてもいい。

その中に、不動の美しさを発見することができるようになったから。

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