5日間の間、ひょっとしたら200名近くの方に『京都タロット占い』をさせていただいたかもしれない。こんな短期間で、いっぺんに個人的なことを見るという経験は、今までもこれからも、もうないのではないだろうか。そのことを朋百香さんは、「見てて思ったんだけど、あれは『させられてた』わね」とおっしゃった。
させられた というより、させていただいたとしか思えないけれど、あの怒涛の日々、みなさまのおかげでカードに対する感覚がすっかり変わった面がある。それは、いわゆる否定的(に見える)カードが出た時。
今までは、アダシノやイドが出た時は、いっしゅんドキっとしたものだったが、カードの絶対肯定性がはっきりと理解できるようになったおかげで、「おっしゃ、きたできたで〜!」と思えて逆に嬉しいとまで感じるようになった。
先日、ある分野のことを訊いたとき、これがキーポントの箇所で出た。「いらないものを妥協なく捨て去るカード」。
この場合のいらないものは「奴隷性」と言えるような、使用人根性(笑)なのである。思い当たった。
おおっ!ついに、これが捨てられるんや!と嬉しかった。
このことも、ある友人を見せていただいたときに出てきて、
「理解できる。そうやって生きてきた」と言って一切動じていない姿から、本来のイドなる役割が、彼女の在り方といっしょに腹の内に納まった感覚があったから。
以来、本当に好ましく大好きにさえ思えるカードに変わった。
そして、数日後のおととい、これがはっきりとわかることがあった。迷わなかった。
ほんと、今回は、どんなに多くの人に助けられただろうか。