これは、昨日の夕方のわが家の2階からの景色。
(…街中なので電線だらけだけど、お寺の屋根が見えるところが、かろうじて京都っぽいかしらん。)
何を撮ろうとしたのかと言えば、実はこの時、大雨。
なのに、西の空には夕陽が出ている。
スマホなので、うまく雨粒が撮影できなかったけれど、日食のような幻想的な空模様でした。
スティーブン・キングの世界というか、世界の終わりのような景色に見えるのは、たぶん街中だから。
この景色から、電柱を外して、お寺の屋根を外して、山を外して、雲と夕陽だけを残した画像を、心の中に浮かべてみてください。
すると、なんと、『地球の黎明』と呼びたくなるような光景が浮かんでくるではあーりませんかっ?(笑)
世界の終わりと世界のはじまりは、実はとても似ている。
終わりははじまり。
そして、ちょっと見える。
空は、最初から最後まで何も変わらず、電柱も、お寺の屋根も、山も、ただ浮かび上がっているだけだということが。