ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

カラオケのテストの夢

失夢よりしばらく経ち、私に夢を戻してくれと祈りながら眠った。 この後見た夢がこれ。 学校のようなところでカラオケのテストがある。審査員にデヴィ夫人江角マキコ。 私は訳が分からないまま並び、ひとり手前になってテストだと理解して、慌てて曲目を考える。 とりあえず『桃色吐息』を選曲し歌う。声が枯れて出ない。 というもの。 カラオケ自体が、もう何年もやっていないこと。テストへの準備不足。 自信のなさが現われたような夢見。 ふと振り返ると思い当たる。私は長いこと、夢を捨てようとしていたこと。夢は自分を高めもし、苦しめもした。 もう夢を捨てる時だとある時、悟って、そうした。 捨てたら捨てたで、バランスを崩している。今は、そんな状態だと思う。 どんな状態でも、これでよいと受け入れてしまえば、すべては興味深い現象。 失夢という、今までのわたしにはあり得なかった不可思議な状態を、ただ眺めていればいいだけなのだ。 こういうこともある と。 そして、おそらく、これも長くは続かない。 だから、そのうち現われる「次」の状態を、また見ていればいいのではないか。 何が現われるか、単に楽しみにしていればいいのではないか。  

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