ミケ的奇想 vol.1

2003年~2022年3月のアーカイブ

あぶすとらくと箱

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 ガチガチにかたまった息の詰まるような一つの観念と、まるっきりフォームのない腑抜けのような感覚は、宇宙の果てから見下ろせば、全く対極にあるものなのに、あぶすとらくとという同じ箱に詰められて、シャッフルされているので、一見、双方は同じものに見えている。    しかも、腑抜けは形になる前に漂っているだけのシロモノだから、すぐに観念を許してしまい、あぶすとらくと箱の中は、何だか観念だらけに見えるのだった。

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