2013-04-18から1日間の記事一覧
[h2vr char="17"] スーパーのみかん一袋に一人はついてくる、薄緑色の顔のあのみかん小僧のことだが、わたしには彼が天使に見える。 その異様な顔色の悪さと、みかんの「まずい汁」ばかりを好んですすっているので、みんな気持ち悪がって、彼を見つけると、…
[h2vr char="17"] おとといから、ずっと尾てい骨がむずがゆくなってきたので、もしやと思っていたら、案の定、シッポが生えてきた。 父がシッポ種で、母が羽根種なので、どちらになるかは五分五分だったのだけれど、父に似てしまったようだ。 いや、そうじゃ…
パンは、角とシッポを持つ、森林の神。古代の中東やヨーロッパにおいて、エルサレムを中心に絶大な支持をされたデュオニュソス信仰の神、デュオニュソスの姿の一つとも言われています。 またその角とひづめを持つ独特の姿形から、悪魔とも同一視されたり、ま…
わたしにとって、飛行夢は定番の夢見。 だれかに手を取られて飛行する夢をたびたび見ます。 お顔ははっきりしないのですが、「手」に強い存在感を感じる、そんな不思議な夢です。いつまでも心に残るような、印象的で不思議な手に、畏れ多くも、わたしは観音…
西洋龍であるドラゴンは、ヨーロッパではモンスター。魔物の代名詞の一つでもあります。東洋において、特に中国では龍は神と一体。草さえも踏み付けない徹底した不殺生の霊獣とされているようです。 日本人であるわたしたちには、干支としても馴染みがあり、…
[h2vr char="17"] 念願の宇宙旅行を果たしたトミコさんが、夫シゲルさんの元に帰ってきた。 トミコさんと離れていたのは、たかだか10日くらいだったけれど、シゲルさんには一年にも二年にも感じられた。トミコさんとシゲルさんは、今までのように、また仲…
[h2vr char="17"] よろず堂さんの「よろず箱」は、富山の置き薬のように、昔はどこの家庭でも一箱は置いていたものだった。 このごろは、快く「よろず箱」を置く家も少なくなってきたが、よろず箱の根強いファンも多いらしく、うちの母なども、よろず堂さん…
[h2vr char="17"] パラケルスス翁がうちをたずねたのは、彼が三百八十八才の時だった。 彼は緑色のゲル状の液体が入ったビーカーを手渡して、それを飲めという。 わたしが躊躇していると、それは、『プリママテリア』だと翁は言った。 プリママテリアいうの…
[h2vr char="17"] 中心太陽より25度の傾斜をもった50万光年ほど離れた小さな水の星は、ある筋によると、「わたつみマンション」と呼ばれているらしい。 「わたつみマンション」には、龍や大鯉や大鰐などの海神が住んでいた。彼らは、年頃になると、火の…